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未知の神とひとつになる [真・聖なる預言]

 知りたいことをすべて知り得たのは、高次に昇華してからのことである。肉体の固体性を脱して、想念の流動性となることができたからだ。そうした中で、私を抑えるものは何もなかった。人間はまさにその本質の部分で神なのだ、と悟ったのである。高次に昇華する以前は、私は魂などというものがあることも知らなかったし、化身としての自分の身体をどう昇華させたらいいのかについての仕組みも理解していなかった。わかっていたのは、自分がしてきたこと、生きるということを穏やかに受け容れられる状態にあったことだ。もはや私は、戦いを求める無知な野蛮人ではなかった。自分を酷使することも働きすぎることもなくなっていた。毎日毎日、そして毎夜毎夜、天空で見た、あの生きることのすばらしさを精一杯心の中に抱いていた。それが私のすべてだった。

 自分を愛することを学んだのは、偉大なもの、壮麗なものと自分を比べてみたときだ。自分が学んだことをしっかりと把握し、その対象を自己に向けて焦点を合わせたとき、私の人生は満たされていった。平穏が訪れたのもこのときだ。「未知の神」とひとつになったのもこのときのことである。

 私がなったのは風ではなく、風が象徴していた理想だったのだ。いま私は、風を司る存在となっている。すべてにあまねく存在し、すべての生命とひとつである自由な本質、目に見えない本質そのものになったからだ。この本質となったときに、私は「未知の神」のことがわかった。何が「未知の神」で、何がそうでないかがわかったのである。私が知りたかったのはこれだった。自分の内に答えを見つけ、その答えが私をさらに壮大な叡智へと導いてくれたのである。

 私は征服者ラムサだった者……いまは神なるラムである。あらゆるものの中で、最も単純でありながら、最も深遠なものによって蛮人より神となった。これから、あなたに教えるのは、すべて私自身が学んだことである。

(真・聖なる預言より抜粋)



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