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ただ在るということ [真・聖なる預言]

 神は、それ自体では善も悪もまったく持ち合わせていない。ポジティブもネガティブもない。神は完璧でもない。というのは、完璧であるというのも、存在し続け、変化を続けるこの豊穣な生命に制限を課すものだからだ。神はただ在るにすぎない。敬愛する父なる神が知っているのは、あらゆるものが(それもまた神そのものなのだが)、在るがままの生命を生きていけるよう、ただ在ることだけなのだ・・・。

 神とは、無限で至高の「ただ在るということ」、その分割不可能な全き存在そのものである。その「在ること」は、あなたを壮大な規模で愛しており、だからこそ、完全不完全、善悪、あるいはポジティブ、ネガティブといった幻影をあなたに創造させてくれた。そしてその神は、あなたの知覚を通して、あなたが知覚したものになったのである。つまり、神は在りて在るものすべてなのだから、正しいことだけでなく間違ったことでもあり、美しいものだけでなく醜悪なものでもある。それは聖なるものだけでなく卑俗なものでもあるのだ。

(真・聖なる預言より抜粋)



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