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未知の神とは誰なのか① [真・聖なる預言]

 生きる、というけっしてやむことのないプロセスに思いをめぐらし、それをじっくりと観察してはじめて、私には「未知の神」が本当は誰なのかがわかった。私はこう考えた。「未知の神」とは、人間の変質した思考からつくり出された神々ではない。人間の心にある神々とは、単に彼らが最も恐れ、敬愛するものが人格化した姿にすぎないと気づいたのだ。そして、真の神とは、けっして途絶えることのない本質の部分であり、それこそが、どんな形でも自分の選んだとおりの幻を創造し、それを体現して生きていくことを人間に許しているのだ。そして再び春がめぐり、人が次なる生を受け、またこの場所に戻ってきたときにも、それは依然として存在し続けているものなのである。生命の力と、けっして途絶えることないその過程にこそ、まさに「未知の神」がおわすのだと私は気づいたのだった。

(真・聖なる預言より抜粋)



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